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医療⇒薬局

薬局

apotheke logo薬局はドイツ語でApotheke(アポテーケ)。左はそのロゴ。
  1. ドイツでの薬の販売は、下記2つのタイプのお店に分類されています。
    1. 薬局 (Apotheke):
      • 薬剤師がいて、処方箋が必要な「医療用医薬品(処方箋医薬品)」と、「一般医薬品(OTC医薬品)」の内薬剤師のみが販売できる「薬局販売医薬品 (Apothekenpflichtige Arzneimittel)」を取り扱っています。
      • 薬局で対面販売することが出来るのは、薬剤師 (Apotheker)、および薬剤技術助士 (PTA:Pharmazeutisch-Technische Assistenten)となっています。薬剤技術助士は薬剤師の監督下においてのみ薬の販売が認められています。
    2. 薬店 (Drogerie:ドロゲリー):
      • いわゆる「ドラッグストア」で、代表的なお店としては dm, Rossmannなどがあります。
      • 「一般医薬品(OTC医薬品)」の内、薬剤師がいなくても販売出来る「自由販売医薬品 (Freiverkaufliche Arzneimittel)」を取り扱っています。
  2. ドイツでの薬の分類。
    1. 医療用医薬品(処方箋医薬品):薬局でのみ購入可能。医師の処方箋 (Rezept)が必要。
    2. 一般医薬品(OTC医薬品):下記の2種類に分類されます。
      • 薬局販売医薬品 (Apothekenpflichtige Arzneimittel):薬局でのみ購入可能。通常は薬局のカウンター内の棚などの購入者に手の届かない場所に保管・陳列されているので、症状や医薬品名を言って購入する必要があります。
        風邪薬 (Grippemittel)、胃腸薬 (Magen-Darm-Mittel)、下痢止め (Mittel gegen Diarrhoe)、下剤 (Abführmittel)、外用薬(けが、捻挫、虫さされ、湿疹、火傷用軟膏・湿布等)などがあります。
      • 自由販売医薬品 (Freiverkaufliche Arzneimittel):薬局、ドラッグストアの両方で購入可能。購入者が自由に手に取れる場所に保管・陳列されています。
        サプリメント、ビタミン剤などがあります。
  3. 形状による主な医薬品の種類
    • Augentropfen:目薬。
    • Brausetablette:発砲錠剤。水に入れるとガスを発生しすぐ溶けるので、それを服用する。咳止め・ビタミン剤などに多い。
    • Inhalationsmittel:吸入薬。吸入器を用いて薬を投与する。気管支炎薬などに用いられる。
    • Kapsel:カプセル剤。粉末薬に用いられるHartgelatinekapseln(ハードカプセル)と液状薬に用いられるWeichgelatinekapseln(ソフトカプセル)がある。
    • Salbe:外用剤。クリーム、ローション、スプレーなど。
    • Sirup:シロップ液。
    • Suppositorium:座薬。
    • Tablette:錠剤。
  4. 薬局の営業時間
    1. 薬局の営業時間は都市・薬局により異なるのですが、「当番薬局(時間外営業)制度」があり、平日はもちろん、土・日・祭日も含め24時間いつでもどこかの薬局が営業している体制をつくっています。
    2. 当番薬局は、当日の午前9時から翌日の午前9時迄の24時間営業となっています。
    3. 下記の時間帯の購入には、2.50ユーロの手数料が別途かかります。
      月~土曜: 00:00 - 6:00, 20:00 - 24:00、日・祭日:終日、12月24日・12月31日:14:00 - 翌日6:00
    4. 何日に、何処の薬局が開いているかは、「当番薬局検索フォーム」に進み、知りたい月日と地域(デュッセルドルフ、メアブッシュ、ノイス、クレフェルド、ラティンゲン、カールスト、ヴィリッヒ)を選択すれば、当番薬局の薬局名・住所・電話番号のリストが表示されます。