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ドイツでの運転

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安全運転に関する注意事項を、日本と異なる点やドイツだけの規則などを中心に説明しています。より詳しい運転に関する法規などは、「ドイツの罰則規定と点数制度」を参考にして安全運転を心がけましょう。

アウトバーンの写真

1.右側通行 [Rechtsverkehr]

右側通行の写真

ドイツは右側通行 [Rechtsverkehr]です。また、英国を除くEU諸国は全て右側通行です。

同方向に2車線以上ある場合、走行車線は右側で左側(中央寄り)車線が追い越し車線です。追い越しをする時以外は、右側の車線を走行しなければ行けません。追い越し車線を走り続ける事は禁止されています。

2.制限速度

市街地 50Km/h。住宅地や道幅が狭い場所では30Km/h規制が多い。また歩行者最優先エリアでは歩行者と同じスピードで走行しなければならない。
郊外・一般道 100Km/h。
アウトバーン 無制限。但し130Km/hが推奨速度。60km/h以下での走行は禁止。
市の境界

市街地と、郊外・一般道は左のような標識で区分されている。左側が市街地の入り口、右側が出口を示している。

30Km/h規制ゾーン

市街地の中でも住宅地や狭い道路では30Km/h規制が多い。左側が規制地域の始まりで、右側が終りを示している。

歩行者最優先区域

歩行者最優先区域[Verkehrsberuhigter Bereich]では歩行者が自由に歩き、子供が遊ぶのも許されている。車は歩行者と同じスピードで徐行しなければならない。

左側が規制地域の始まりで、右側が終りを示している。

3.信号機 [Ampel]

信号機の写真

日本では120~180秒といったサイクル長(赤信号と青信号のサイクル)がほとんどだが、ドイツでは60~90秒が一般的。長すぎるサイクル長は待ち時間を増大させるだけでなく、利用者にイライラを募らせることで駆け込み進入などの危険な行動を誘発するため短い信号サイクル長で遅れや容量低下をできるだけ少なくしている。

日本の交差点では原則、向こう側と右手前側に信号機を設置するのが一般的だが、ドイツでは、通常停止線の右側、左側、頭上などに設置されています(信号機の位置で停止すると考えて運転するのが良い。)。そのため、停止線を越えると自分の守るべき信号機を確認することが難しくなります。

信号のサイクルの写真

青信号の前に図のような予告信号(赤と黄色が点灯)が青点灯前に1秒程度表示される。この時点で発信の準備をする事により、切り替わり回数の増加に伴うドライバーの発進遅れを減らす工夫をしている。

自分の信号機が赤になると同時に、交差方向の信号機(歩行者用信号機も含め)が青になるので、黄色で停車しないと事故の確率が高くなる。

信号のサイクルの写真

①のように信号機の右側についている緑の矢印(信号機として点灯するものでなく、看板のもの)は、赤でも注意して右折可という意味。一旦停止して、歩行者や他の交通の妨げにならないように注意しながら右折する必要がある。気づかないと後続車からクラクションを鳴らされる事もある。

②は右折用信号機で、通常の三色信号機の右側に設置されている場合がある。右折の場合はこの信号に従えばよい。通常の信号が赤でも右折信号が青なら右折可能、通常の信号が青でも右折信号が赤なら右折は出来ない。右折信号が全く点灯していない場合は通常の信号に従って走行する。

黄色の点滅信号

黄色の点滅信号は、一旦停止。

予告信号

信号の手前に[50]とか[60]と表示された小さな予告信号が設置されている場所がある。これは、この表示速度で走れば次の信号は青で通過出来る事を示している。

予告信号

上記の予告信号が黄色の点滅の場合がある。これは、次の信号は赤で通過出来ない事を示している。

4.優先権・優先通行

交差点での優先権

信号がなく優先権を示す標識のない交差点では、右側の車(自分の車から見て右側から来る車)に優先権がある [Rechts vor Links]。自転車や馬車も右側の車に含まれるので要注意。また、交通量や道路の幅員には関係ない。実際には、信号機や標識のない交差点は少ないので、優先権を示す標識に従って走行すればよい。又、信号機が故障で点灯していない場合や夜間で信号機が動作していない場合は、この優先権を示す標識に従って走行しなければならない。

優先道路を走っている車は速度を落とすこと無くそのまま走行して来るので注意が必要である。また、こちらが優先道路である場合、不必要な減速や停止などは後続車の追突を招く危険性がある。

ロータリー交差点での優先権

ロータリー交差点では、特に標識による規制がない限り、ロータリー内を走行している車に優先権がある。又、同時にロータリーに入ってくる車がある場合には、自分から見て左側のクルマに優先権がある。

ロータリーから出る場合は、方向指示器を付けなければならない。

自分に優先権のある場合や、他に進入する車両がない場合は停止の必要はない。不必要な減速や停止などは後続車の追突を招く危険性がある。

横断歩道での優先権

横断歩道の歩行者は絶対優先。歩行者が横断歩道を渡ろうとしている時は絶対に停車しなければならない。歩行者は車が停車する事を前提に歩いているので、止まらないと大事故になる可能性がある。

交差点での優先権

交差点において、太く表示されている道路が優先である事を示している。自分が優先道路をそのまま走る場合でも、右折や左折をする場合には方向指示器を点けなければいけないので注意が必要。

優先道路を走っている車は速度を落とすこと無くそのまま走行して来るので注意が必要である。また、こちらが優先道路である場合、不必要な減速や停止などは後続車の追突を招く危険性がある。

バスの優先通行

バスが停留所でハザードランプを点滅しながら停車している場合、そのバスの側方を通過する時は歩行速度で通過しなければならない。 バスが対向車線の停留所にいても同じ。

停留所でハザードランプを点滅させていないバスの側方は注意をして通過することができる。

停留所に近づき方向指示器を出して停車しようとしているバスの追い越しは禁止。

方向指示器を出して停留所から発進しようとしているバスの発進を妨害する走行は禁止。必ず停車して発進を待つ。

【優先権を示す主な標識】

優先道路とその終了

左側の標識は「自分が優先道路を走行している」事を示している。右側は、「優先道路の終了」を示している。

交差点の優先と非優先

左側の標識は「自分に優先権のある交差点」を示している。右側は「交差している道路に優先権がある」事を示している。

対面通行の優先と非優先

左側の標識は「対面通行で自分に優先権がある」事をを示している。右側は「対向車に優先権がある」事を示している。

5.車線変更

車線による進路変更

路面に引いてあるラインの種類によって、その線をまたいで車線変更出来るか出来ないかの規制がある。特に、アウトバーンの出入口の合流地点や分岐地点に多く注意が必要である。

①破線:この線をまたいで車線変更出来る。

②実線:この線をまたいで車線変更することは禁止。

③組合わせ:破線側から線をまたいで車線変更は出来るが、実線側から線をまたいで車線変更することは禁止。

黄色の車線による進路変更

工事中の道路などで車線を黄色い線で表示している場所がある。日本では黄色線が車線変更禁止だがドイツの場合は黄色線が白線に優先する。白線と黄色線が両方ある場合には、黄色の線に従わねばならない。

6.緊急車両

車線による進路変更

緊急車両は、速やかに道を空けて通す必要がある。又、サイレンが鳴っていなくても、青い回転灯がついているときは緊急車両なので注意が必要。

走行中に渋滞した場合には、緊急車両が後ろから来ていなくても、緊急車両を通すための通路(Rettungsgasse)を空けておきましょう。左側車線は左に、右側車線は右側に寄ります。3本以上の車線の場合、一番左の車線上の車は左に、その他の車線の車は右側によけます。 >>>>> ドイツ自動車連盟(ADAC、日本のJAFに相当)が公開している分かりやすい動画を参照下さい。

7.排気ガス規制区域 [Umwelt Zone]

排気ガス規制区域の標識
排気ガス規制区域の種類と標識
排気ガス規制シールの種類
  1. デュッセルドルフなど主要な都市の市街地は排気ガス規制区域となっている。①、②、③の標識は何れも規制区域の入り口を示しており、規制区域内で走行が許可されている車両のシールの色により①、②、③の3種類がある。④の標識は規制区域の出口を示している。
  2. デュッセルドルフ市、ノイス市の規制区域(メアブッシュ市はない)の標識は①で、緑のシールが貼られている車両しか走行出来ない。
     >>>>> デュッセルドルフ市の排気ガス規制区域地図(地図は2013年2月1日のものだが、当時は黄色と緑色のシールが許可されていたものが、2014年7月1日に緑のシールだけの許可に変更されたもので地域は変更されていない。)
     >>>>> ノイス市の排気ガス規制区域地図
  3. この規制区域に車で入るには、⑤の "Umweltplakette" と呼ばれるシールを購入してフロントガラス前方下に貼ることが義務化されている。シールには赤色、黄色、緑色の3種類があり、車両の排気ガスにより分類されている。シールは各都市の交通局やオンラインでも購入出来る。1回購入するだけで良く、特に更新とかは不要。

【デュッセルドルフ市交通局】

Strassenverkehrsamt Düsseldorf

Höherweg 101
40233 Düsseldorf
Tel. 0211-899021 144
月・火:7:30-16:00、
水・金:7:30-13:00、
木:7:30-18:00

地図へリンク

【ノイス市交通局】

Strassenverkehrsamt Neuss

Oberstrasse 91
41460 Neuss
Tel. 02131-9289 090
月~水:8:00-15:30、
木:8:00-18:00
金:8:00-12:00

地図へリンク

8.冬用タイヤ

冬用タイヤの写真

道路が次のような場合、ぬかるみと雪に対応した冬用タイヤ(M+S=Matsch und Schnee)の装着が義務付けられている。
- 路面が凍結している
- 積雪がある
- 雪解けでぬかるんでいる

装着機関に関しては、交通規則には明記されていないが10月~3月の期間の装着が推奨されている。

9.ライトの点灯

冬用タイヤの写真

薄暗くなればヘッドランプを点灯。特に規則はないが周囲の車の状況を見て判断すればよい。

降雪中の点灯は義務付けられている。雨天での点灯は義務付けられてはいないが点灯が一般的。

車幅灯(スモールランプ)だけ点灯しての走行は禁止。信号待ちも同様。車幅灯は停車中を示す。

フォグランプ(ネーベルランプ)だけで走行してはいけない。

10.駐車

有料駐車
無料駐車とParkscheibe
駐車券売機と駐車券
  1. ①、②は駐車可能区域を示しています。
  2. ①の "mit Parkschein" "Mo-Fr 9-18h" は「月~金の9時~18時は駐車券が必要(即ち有料)」でそれ以外の時間は無料である事を示しています。
  3. ②の "werkstags 8-19h" "2Std."は「平日の8時~19時は2時間無料で駐車可能」である事を示しています。但し、④の "Parkscheibe" が必要です。
  4. ③はお店やプライベートの駐車場などで見かける標識で、これも記載されている時間は無料で駐車可能である事を示しています。但し、④の "Parkscheibe" が必要です。
  5. ④の "Parkscheibe" はガソリンスタンドやスーパーなどで販売しています。矢印を「駐車開始時間」に合わせ運転席のダッシュボードの上などの外から見える場所に置いておきます。
  6. 駐車券は、⑤のような券売機が設置されているので、駐車券を購入し運転席のダッシュボードの上などの外から見える場所に置いておきます。

11.チャイルドシート・シートベルト

冬用タイヤの写真

12歳以下で身長150cm以下の子供は、チャイルドシートの仕様が義務付けられています。(12歳になるか、身長150cmを超えた時点で、使う必要はなくなります)。

12歳以下の子供の助手席への乗車は禁止されています。

乗車定員には、大人・子供の区別はありません。

後部座席も含め、全ての座席でのシートベルト着用が義務付けられています。車の発信前に着用しておく必要があります。

犬を車に載せる際には、犬用のシートベルトの着用が義務付けられています。(犬用のシートベルトはペットショップなどで購入できます。)

12.踏切り

冬用タイヤの写真

一旦停止の標識や信号がない限り、踏切りで一旦停止する必要はない。不必要な減速や停止などは後続車の追突を招く危険性がある。

ほとんどの踏切りには遮断機か専用の信号があるが、ごくまれに見通しの良いところで遮断機も信号も無い踏切りもある

踏切りでの列車通過待ち、長い信号待ち、渋滞中にはエンジンを切っておく。

13.ガソリンスタンドでの給油

冬用タイヤの写真

殆どのスタンドがセルフサービスとなっている。

給油機には燃料の種類毎にノズルがあり、車にあった種類を選んで給油する。
主な種類は下記:(スタンドにより表記が異なる場合もある)
- Super、又はBenzin:日本のレギュラーガソリンに相当する
- Super E10:10%バイオエタノール混合ガソリン
- Super Plous:日本のハイオクガソリンに相当する
- Diesel:ディーセルエンジン用軽油

給油が終了すれば、給油機の番号を覚えておき、売店で番号を伝え精算する。

14.交通事故

交通事故のイラスト

事故を起こした場合先ず車を停止させ、ハザードランプや三角灯(停止表示板)などで後続車に知らせる。

けが人などが出た場合人命救助が最優先されるので、出来る限りの介護を行い危険な場所から避難させる。

救急車が必要な場合は、警察より先に消防署に通報する。
消防署(救急車):電話番号 112

警察に通報する。
警察:電話番号 110

後日事実関係の証明に役立つよう出来るだけ証拠を確保する。
- 目撃者がいれば証人になってもらうための協力を依頼し、連絡先などをもらう
- 事故の相手など当事者全員の連絡先などを入手しておく

加入している保険会社に連絡する。

車体の移動や事故の形跡を消すなどは警察の事故処理が終わるまで絶対にしてはいけない。

警察の事故処理が終わるまで、事故現場を離れてはいけない。

駐車中の車両への衝突や、設備や物品を損傷させた場合などで事故の相手が不在でも、警察へ通報しなくてはならない。

標識画像出典元:https://de.wikipedia.org/wiki/Bildtafeln_der_Verkehrszeichen_in_Deutschland